2019年1月20日日曜日

寺報1月(裏) ―住職雑感―


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前回の大阪万博のシンボル、太陽の塔。
当時、過激派が太陽の塔を爆破しようと計画したことがあったそうで、新聞社が制作者の岡本太郎さんにコメントを求めると、「そりゃ、一度作ったものはいつか壊れるよ」と全く気にしませんでした。
創るときは全身全霊を傾けるが、後はなるようになるものだというお考えだったようです。

岡本太郎さんの言葉は正に仏教の「諸行無常」を表しています。
「諸行無常」という言葉は、世界のあらゆる存在は様々な原因や縁によって姿をなしているもので、絶えず変化し続け、決して永遠のものではないという意味です。

逆にだからこそ、限りあるいのち、そして今日という日の尊さがあります。
「諸行無常」に身を任せるしかない人生ですが、岡本太郎さんのように、瞬間、瞬間、今に全存在をかけて燃焼する。
そんな一年にしてみたいものです。٩( ‘ω’ )و

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