2019年1月26日土曜日

ハンセン病問題を共に学ぶ一泊研修会交流会

今週21日から22日にかけて、「ハンセン病問題を共に学ぶ一泊研修会交流会」に参加してきました。
21日は香川県高松市の大島青松園において、22日は岡山県瀬戸内市の邑久光明園において、入所者のみなさんと交流させていただきました。


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また、大島青松園では自治会副会長の野村宏さんより貴重なお話しを拝聴することができました。

いくつも心に残ったことはあるのですが、その一つが、ハンセン病の治療薬プロミンは昭和18年にアメリカで開発されたのですが、当時アメリカとは戦争中であったため日本では使えなかったということです。
野村さんのお話しの中では薬に関するワンフレーズに過ぎませんでしたが、戦争というものが戦闘とは直接関係ないないところでも命に関わる大きな災いとなることを改めて感じさせられました。


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上の写真は大島青松園から見た西の海です。
野村さんの時代、1年や1年半で治るからと言われて入所してみれば、二度と帰ることができないことを知り、多くの人が船で渡ってきた西の海を見ながら浜辺で泣いたそうです。

他にもたくさん心を打つお話しがありました。
そちらは『銀杏通信』のハンセン病問題を共に学ぶ実行委員会の記事に上がっていますので、そちらもご覧ください。

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