2019年9月2日月曜日

寺報9月(表) ―坊守エッセイ―


お盆明けのまだ暑さ残る願隨寺本堂で「初参式」が勤まりました。



「初参式」というのは赤ちゃんの誕生を阿弥陀様にご報告し、この命を大切に守り育ててまいりますと誓う仏事です。

お寺版「お宮参り」でしょうか。


主役が赤ちゃんなのでお勤めがあまり長くならないようにしたのですが、この日の為に用意したおめかしにご機嫌斜めな様子。

そんなぐずる赤ちゃんをあやしながら小さな手に手を添えてお焼香している新米パパママの姿は、微笑ましくもあり頼もしくもあり、見ている方も自然と顔がほころびます。
法要が終わるころには赤ちゃんのご機嫌が直り、みんな揃ってにっこり記念撮影できました。


赤い産着のよく似合う小さなあなたが生まれて来てくれたおかげで今日のこの法縁が結ばれました。

願隨寺を見守って下さる多くの先達、ご門徒のご先祖様達も新しく仏縁に連なる小さな命を喜んでくださったことだと思います。   by坊守】

0 件のコメント:

コメントを投稿