故人は、いつも身ぎれいにしておられたきれいなお婆ちゃんで、ちょっぴり寂しがり屋さんでした。
法名は釋尼淳心。
この度も、お名前の一字をお聖教から引き、つけさせていただきました。
「もしよく相続すればすなはちこれ一心なり。 ただよく一心なれば、すなはちこれ淳心なり。」『安楽集』
曇鸞大師は凡夫のあやふやな信心を詳しくみて、不淳・不一・不相続の「三不信」としてあらわされました。
そして、それに対する確かな信心の基となる淳心・一心・相続心を「三信」といいます。
『正信偈』に出てくる「三不三信誨慇懃 像末法滅同悲引」の「三不三信」とは、この「三信」と「三不信」のことです。
「淳心」は、素直に仏さまにお任せする心。
「一心」は、これ一つと選びきる心。
「相続心」は、一貫した心。
三信をもって、み仏のお導きに会われんことを心よりお念じ申し上げます。
南無阿弥陀仏。
0 件のコメント:
コメントを投稿