2020年2月9日日曜日

研修旅行「潜伏キリシタンの史跡を訪ねる」②旅路

坊守の導師デビューをご門徒さんに了解していただき、お通夜までは私が勤めて、翌日の早朝にフィールドワークに間に合うように寺を出る段取りになりました。

長崎で午後12時のレンタカーの予約なので、朝6時には寺を出なければなりません。
剃髪の私は頭を剃るのに結構時間がかかるので逆算すると5時起きです。
早めに寝なければと布団に入っているところに、1時半に揺り起こされました。
「もう一回、七条の着方教えて~」
くぅ、この時間にかぁ・・・と思いましたが、明日頑張ってくれるわけですし、寝るのは新幹線の中でしょうがない・・・と再び特訓。
そうした努力のかいもあって、坊守は無事葬儀をやり遂げてくれたようです。

さて、たまに法事やなんやらで実家に帰りますが、いつもは博多で降りて、西鉄で実家の最寄り駅で降りるのみ。
九州まで帰っても他に立ち寄ることのない25年でした。
その間に新幹線は鹿児島まで延び、今回初めて博多より先まで新幹線に乗ることになったのですが、あまりの時短にびっくり。
博多から鳥栖まで在来線で40分だったのが、新幹線だとたったの12分!12分!
子どもの頃との時代の変化をまじまじと感じました。


ところが・・・新鳥栖駅で乗り換えのために新幹線を降りてみると・・・時代の変化はどこ?
めっちゃ田舎やん!なにこの、ポツンと立派な駅。
駅の真ん前の広場でおじいちゃんたちゲートボールしてる・・・。


在来線のホームに立つとなおさら田舎感。
でも、この感じは昔とあまり変わらなくてホッとするなぁ~。

まったりとしているところへ特急かもめがホームに入ってきました。
これにも初めて乗ります。
こちらは時代の変化あり。
同じ特急でも昔とは大違いで、外観だけでなく中も新幹線以上にお洒落です。


昨晩のことがありましたので、もう少し特急の中で寝るつもりでしたが、ついついず~っと車窓に張り付いてしまいました。
鳥栖~佐賀間はよく電車に乗った区間ですので懐かしさがひとしおです。

佐賀から先の電車を利用することはなかったのですが、学生時代、友だちと車でよく走りましたので、景色を眺めて、あぁこんなんやった・・・と思い出に浸る一時。

そういえば、今の若い人たちって友だちとドライブとかあまりしないみたいですね。
それだとこういう旅の楽しみもないわけですし、随分ともったいない気がします。


列車は有明海の縁を南に下り、その間車窓からはずっと干潟が見えます。
西に方向を変えると、今度は雲仙岳が見えてきました。
雲仙も何回か友だちと遊びに行ったところで、また懐かしさにジ~ン。


もうこれだけで無理を押した甲斐があった気がします。(*´∀`*)
【つづく】

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