人の死はいつも突然訪れます。
住職は、お葬式の一報が入ればあらゆる予定を調整してご葬儀に備えます。
それでもごくまれに、どうしても都合がつかなかったり、他と用事が重なってしまう事があります。
今回がそうでした。
これまで住職が不在の葬儀の場合、隣寺の住職さんに導師をお願いして、坊守である私は脇僧として立たせていただいておりました。
けれど今回、施主さんのご了解を得て坊守が一人でお葬式を勤めさせていただく事になりました。
私も住職と同じように得度を受け教師資格も取っておりますので、僧侶として法要を勤める事はあったのですが、ご葬儀の導師は初めての経験です。
七條袈裟の付け方から式中の作法、鳴り物の打ち方、勤行、葬儀社さんとのやり取り等、住職から様々なレクチャーを受けて臨みました。
とても緊張しましたが、特訓の甲斐あって恙なくお勤めすることができ、換骨初七日の法話を終え、ご遺族の皆さんとお話しをする頃にはやっとホッとしました。
不慣れな私を受け入れていただき、初導師のご縁を喜んでくださった喪主様に感謝いたします。
ありがとうございました。
【by坊守】
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