2019年11月16日土曜日

寺報11月(裏) ―住職雑感―

十月二十四日、ハンセン病元患者の家族が受けた差別被害への補償法がまとまりました。

ところで私はハンセン病回復者のみなさんとの交流を含めいくつかの人権問題に関わっていますが、私も抱いたよくある悩みの一つが「当事者でもない自分がどのように関わっていいのか・・・」。

しかし、福島県で原発事故問題に関わる小松理虔さんは、「賛成か反対か、正しいか間違っているかと問われると、当事者じゃない人たちは少し尻込みしてしまう。下手なことは言えないと思ってしまう。そして関わることをやめてしまう。当事者と非・当事者の間でどんどん深くなる溝。この時、鍵を握るのは当事者と無関心層のあいだにいる新たな存在ではないか。当事者じゃないけど、関わりたいなぁという人たち、そういう人たちこそ、解決のカギを握っているんじゃないか」とおっしゃいます。

関心はあるけど尻込みしている方がおいででしたら、ハンセン病問題はもちろん、それ以外もご紹介できます。
ご一緒にいかがですか?

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