大阪教区第27組主催の同朋の会推進講座「真宗に学ぶ会」は、若干の趣旨や名称を変えながら、4~5年に一回のペースで行い、今回で第5期目。
昨年の12月1日から始まり、全六回として行われてきたこの講座も9月14日から16日の二泊三日の本山での研修をもって無事終了となりました。
「真宗に学ぶ会」は、真宗の門徒であることは知っているんだけど、具体的に真宗って何がどうかまでは・・・というご門徒さん向けの真宗入門的な講座です。
参加してくださったご門徒のみなさんには、班に別れてその日のテーマでざっくばらんに語り合っていただき、座談の後は先生の講義を受けて学びを深めていただくというのが毎回の流れです。
ただし第一講はテーマなしで「日頃の思い」を語っていただきました。
そして、座談のときに出たキーワードを次回のテーマにするというスタイルで、第二講「合掌」、第三講「ご先祖」、第四講「幸せ」、第五講「居場所」と会を重ねてきました。
ただし、第六講は本山での研修ですので、こちらから「親鸞聖人に遇いに行く」をテーマとさせていただき、親鸞聖人の御真影(親鸞聖人のお姿を模した木像)が安置される真宗本廟(東本願寺)へ上山し、親鸞聖人の教えとその歴史に触れていただくことを願いとしたものでした。
まだ帰敬式(おかみそり)を受けていないご門徒さんには、本山で法名をいただいていただくというのも、上山の大事な趣旨の一つです。
帰敬式とは、仏教の三つの柱(宝)とされる「仏」「法」「僧」の三宝に帰依(拠り所とする)し、仏教徒として、真宗門徒として新たな人生を歩み出すことを誓う大切な儀式です。
受式されますと、仏弟子としての名前である「法名」(釋○○あるいは釋尼○○)が授与されます。
今回、願隨寺からは三名の参加があり、内お一人がまだでしたので私の方でつけさせていただきました。
お名前に「和」の字がありましたので、本山で二泊三日の間利用する「和敬堂」という研修施設から「和敬」の名をとらせていただきました。
和敬・・・本山の和敬堂に行ったなぁ、あの時法名をいただいたなぁと思い出に残ってもらえばと思いまして。(*´∀`*)
ちなみに、『無量寿経』に「修六和敬」とありまして、「菩薩が衆生と互いに和し敬い合って六つの行を同じく修する」という意味です。
つまり、互いに敬い合って聞法していきましょうという願いが和敬堂の名には込められているのだと思います。
釋和敬さま、この度は受式おめでとうございます。