夏の暑さにやられているのは人間ばかりではありません。
庭の草木も油断するとしなびてしまうので朝夕水やりは欠かせません。
草木だけではなく庭の生駒石にも。
曽祖父が孫娘である私の母に「暑い時には忘れずに庭石にも水をやってくれ」と言っていたそうです。
本堂の再建で一旦全て更地にしてしまったので今では無くなってしまいましたが、以前の願隨寺境内には絨毯のように庭石にもびっしりと見事な苔が生えていたのです。
それでも曽祖父が大切にしていた生駒石は今も変わらず境内にあり、少しですが苔も生えはじめています。
夏の日差しでカリカリに干からびているように見える苔も少しの水で驚くほどよみがえり、花のようにパッと開きます。
命は不思議ですね。
【by坊守】
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