本日、願隨寺本堂において、
香華を供え、光を灯し、恭しく阿弥陀如来の尊前を整え、
○○家 ○○さんを迎えて初参式を勤めます。
み仏の願いを説かれたお釈迦さまは、
今をさかのぼること約二千五百年前の四月八日、
今をさかのぼること約二千五百年前の四月八日、
インドの地にお生まれになられました。
その尊い「いのちの記念日」は「お花まつり」として、
現代もなお祝福され続けています。
今日ここにお参りされた○○ちゃんも「いのちの記念日」を持ち、
毎年、家族や友人からお祝いされることでしょう。
毎年、家族や友人からお祝いされることでしょう。
仏さまもまた祝福を惜しまず、
その智慧と慈悲の光をぞんぶんに降り注がれることでしょう。
『阿弥陀経』に曰く、
「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」
「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」
極楽浄土では、青い蓮は青く輝き、黄色い蓮は黄色く輝き、
赤い蓮は赤く輝き、白い蓮は白く輝き、
それぞれの華がそれぞれの色で美しく輝いていると説かれています。
そこには他と比べることのない唯一無二のいのちが、
生き生きと存在しています。
その蓮の色のように私たち一人ひとりに個性があります。
それぞれが美しく輝けるよう、子どもの個性を認め、育くむことを、
親の勤めといたしましょう。
また、三帰依文に曰く、
「人身受うけ難し 今すでに受く」
「人身受うけ難し 今すでに受く」
この星には百万種類の動物が存在しているそうです。
その中で人として生まれたことは本当に奇跡のようなご縁です。
そして、「仏法聞き難がたし、今いますでに聞く」
そうして人として生まれたことで、
お釈迦さまの教えと出遭い、こうして聞かせていただけることも、
実は奇跡のようなご縁なのです。
奇跡のようなご縁は今、
み仏に導かれてゆく輝ける「ほとけの子」として、
み仏に導かれてゆく輝ける「ほとけの子」として、
あなた方の手に抱かれています。
願わくは、この喜ばしき日を機縁に、家族の絆をますます深め、
家庭の中で仏事継承がなされていかれますことを。
仏さまに敬って申し上げます。
令和元年八月十七日
願隨寺住職 釋圭晋
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