2019年7月28日日曜日

寺報7月(裏) ―住職雑感―

原田さんというお宅にお参りに行くと、いつものように親御さんと一緒に小学生のお嬢ちゃんも。


小さな頃からモジモジ恥ずかしそうにいろんな質問をしてくれて、その日の質問は「お経の中で原田の名前が呼ばれたんだけど・・・」でした。
「えっ、原田?(出てくるはずはないけど、なんのことやろ?)ハラダ、ハラダー、ハーラダ・・・。あっ、ハーラーダ!」。
『阿弥陀経』の始めの方に出てくる、このお経が説かれた時にその場にいた弟子の中のお一人の名前です。

「賓頭盧頗羅墮(びんづるはらだ)という名前のお坊さんやな」「へーっ、その人、偉いの?」「そりゃ、お経に名前が出てくるくらいやし、十六人の偉い坊さんの一人や」「へーっ♪」

子どもの集中力と感性ってスゴイ。
大人にはムニャムニャとしか聞こえない中から、疑問や感動の種を見つけられるんです。
いろんなことで毎日新鮮で羨ましいですね♪

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