2019年7月8日月曜日

インド仏跡参拝2018 ラダック・カルギル編①乗馬で万年雪まで

初日はスリナガル[1730m]からカルギル[2670m]へ。
参考までに、日本でしたら北陸の白山が2700mです。
この日の移動が行きでは一番高度差がありました。


スリナガルを出てからしばらくは、まだ立山黒部アルペンルートみたいな感じ。
道もよくて快適です。


ガイドさんが言うには、途中に観光地があるらしく、「雪、見ますか?」
ちなみにガイドさんは日本語ペラペラです。
「雪、見ますか?馬、乗りますか?往復二時間ぐらいです」

私たちの旅は仏跡メインなので、ツアーではなく自分たちでコースを考えます。
ホテルや交通手段は押さえておきますが、目的地までの途中の道のりで立ち寄る所はその時次第という、かなりアバウトな旅なんです。
「どうする?」「行ってみようか?」「じゃあ、お願いします」

ソングマークというところに着くと、インドの人たちも乗馬観光をお目当てに来ているらしく、たくさんの馬が用意されていました。
一人ずつに一頭あてがわれていざ乗馬。


落ちはしないけど、バランスをとるのに腹筋とか太ももとか結構筋力を使います。
みんなが行こうと言うので黙っていましたが、腰痛持ちの私は二時間の乗馬がとても不安なスタートでした。

心配はともかく、乗馬自体はとても快適で楽しいものでした♪
以前、馬を扱っていたご門徒さんから馬はとても賢いと聞いていましたがその通りで、この乗馬ツアーでは一人の馬子が二三頭の馬について「チッチッ」と声に出して時々指示をするだけで、後は馬が自分で足場を考えて、道を選んで進んでくれます。


乗っている者は全くの馬任せ。
岩場を越えたり、切り立った斜面の縁を進んだり・・・こっちよりも向こうの方がいいんじゃない?とハラハラしますが、たぶん私たちよりよく分かっているのでしょう。たぶん・・・。


林を抜けたり、川をジャブジャブ渡ったり、クロスカントリーを満喫です。
目的地のかなり近いところまで、馬は私たちを乗せたまま急な斜面を登ってくれました。


最後は自分で登らなければならず、息が上がります。
高度計を見ると2940m
富士山でいえば、もうすぐ8合目のあたりです。
日頃の運動不足もありますし、息が上がって当然です。フゥ~ッ。



そうして、とうとう山腹の陰に残った万年雪にたどり着けました。
トレッキングは予定に入っていなかったので、よい道草をさせていただきました。
ほとんど馬のお世話になっているのでトレッキングといえるのかは分かりませんけどね(笑)。


帰りに可愛い羊の親子を見つけてアルプスの少女ハイジっぽい感動に浸れたりとか(インドだけど)、そんなこんなで無事怪我もなく乗馬ツアーを楽しく終えることができました。
その後腰痛が出ることもありませんでしたし、めでたしめでたし。

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