2019年7月5日金曜日

寺報7月(表) ―坊守エッセイ―

ツバメたちの子育てもそろそろ終わり、巣立ちの季節でしょうか。

先日ご門徒の奥さんから「飛べない雛がいる」と聞き見に行ってみました。

兄弟の雛達は巣立っていったのに一羽だけ飛ぶことができず、親が周りを舞って飛ぶことを促すのに地面から飛び立てずに、結局取り残されたようです。
観察してみると片方の羽が三分の一くらいの大きさしかありません。

健気に飛ぼうともがいていますが、自然界では生きていけないと判断して保護することに。

雛用の練り餌をあたえながら、数日様子を見てから県の鳥獣対策係に野鳥を保護する届けを出すことにしました。
しかし、残念ながら四日目の朝まで生きられませんでした。

自然界は絶えず生と死が重なり合っています。

本来ならば飛べない雛はカラスや他の命を繋ぐ糧となるべきなのかもしれません。
それでも、飛べないツバメは小さいけれど確かにこの世界にある多くの命の存在を気づかせてくれました。 【by坊守】



0 件のコメント:

コメントを投稿