2020年8月1日土曜日

寺報8月(表) ―坊守エッセイ―

長かった梅雨がやっと明けました。
平年より10日も遅く、過去三番目に並ぶ遅さなのだそうです。

とはいえ、明ければ途端に猛暑。
梅雨の合間に以前から欲しかった月桂樹の苗を植えたのですが、植えたばかりの苗がへたばってしまわないか心配しています。

今年はコロナのせいで何もかも「いつもと違う…」と感じてしまいますね。

近年、未曽有の大震災、百年に一度の大雨、未だ経験したことのない暴風雨等、こんな事が実際に起こるなんて…という事がどんどん起こってきます。

先日、コロナ対策について東京医師会会長さんから「今が最後のチャンス」と強く警鐘が鳴らされました。

親鸞聖人が「明日ありと思う心の仇桜…」と詠まれた時、鴨川の河原には疫病で亡くなった方の遺体が溢れていたそうです。

そんな光景がこの現代に繰り返されるはずがない…でしょうか?
これまでの自分の狭い経験にあぐらをかかず、危機感を持って今一度心を引き締めませんと。
【by坊守】

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