2020年5月30日土曜日

すずちゃんのお誕生日

5月30日はすずちゃんのお誕生日です。


今年で7歳になりました。
今まで大きな病気もなく、7歳と言えば人間ならそこそこの歳というのにいつまでも末っ子気質はの甘えん坊です。
先代ワンコのアンジュがお姉さん的気質で子どもたちに接してくれていたので余計そう思うのかもしれません。

とはいえ、7歳と言えばそろそろ老犬の域に入るので体の事も気にしてやらないといけませんね。
少しでも長く、元気でいて欲しいです。
【by坊守】

2020年5月29日金曜日

さようなら、リバティおおさか


リバティおおさか、いわゆる大阪人権博物館は同和対策事業の一つとして1985年の開館し、以来、在日コリアン、ウチナーンチュ、アイヌ民族、ハンセン病回復者、障害者、LGBTといった様々な人権問題への啓発活動の拠点となってきた施設です。


そのリバティおおさかが残念ながら諸事情により今月で閉館します。
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そのお別れに5月25日(月)から31日(日)の間、特別無料開館となっています。

実は私たちの宗派の人権委員会では4月から5月の間ににここを訪問して館長さんにお話しを伺う段取りをしていました。
ところがコロナ感染拡大の影響で活動がストップ・・・。
そこで、個人的に別れを惜しみにいくことにしました。

施設にはたくさんの来場者がありました。
いつもこのくらいの活気があれば・・・と思うのは、ここに限らずよくある嘆きですけど。


私たちの委員会では閉館後も何かしら協力していく方針です。
どのような形になるのかは分かりませんが、その時は是非みなさんも人権の学びに触れてみてください。

2020年5月25日月曜日

ビワの季節です

代務寺院のビワは、いつも裏の竹やぶに住むカラス達と取り合いです。
去年はもうすぐ熟れるな~と楽しみにしていたら、次に行ってみたらすっかり食べられてしまって1つも残っていませんでした。

そこで今年は早めに収穫♪ もう少し置いておいたら美味しくなりそうなのも手が届くところのはとってしましました。
それでも全体の3割くらいしか手が届きませんでした。


熟れた実は甘くて味の濃くてとても美味しかったです。
酸っぱい実は甘くにて、レアチーズケーキを作りました。
【by坊守】

2020年5月22日金曜日

寺報5月(裏) ―住職雑感―

コロナ休業中、有り余る時間を使って断捨離を行いました。

自分が住職になり生活が変わった時に身辺整理して以来、十数年ぶりの大掃除。
私的な物の判断は比較的簡単なのですが、仕事に関わる本や書類の扱いに難儀しました。

中身に目を通す時間、「これはいる?いらない?どっち?」と悩む時間、分類する時間、家族にも分かるように収納場所を考える時間・・・。
このペースではひっくり返っているこの部屋が休業中に元に戻るのか心配でしたが、ともあれ一区切りはできました

さて、断捨離の語源はヨガだそうですね。
インド発祥という起源を同じくする仏教にも同じ思想があって、「断行(新たに入ってこないようにする)」「捨行(今あるものを捨てる)」、それによって執着を離れるというものです。

でも何が本当に必要で何がそうでないのかって実は自分では分からないもの。
どんなに思い入れがあっても、どんなに将来を考えた末であっても、執着がゼロだということはありません。

逆に執着のない判断だとどうなるか?
遺品もそうですけど、引き継ぐ人の「いらない」の一言でチャンチャン。
本人の執着なんてその程度のものなんですよ、悲しいけど(笑)。

2020年5月19日火曜日

夏用マスク

4月、御門徒さんにお届けしようと縫い始めたマスク。
そろそろ既製品のマスクも出てきたようだし、手作りマスクも必要ないかな…と思っていたのですが、今もまだ依頼があれば制作しています。

素材も浴衣布やレースや手ぬぐい等、様々。


暑くなってきたので蒸れにくい夏用マスクも考えてみようと思います♪
【by坊守】

2020年5月14日木曜日

[重要]月お参り再開のお知らせ

新緑の候 皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さて、緊急事態宣言が解除となりました。つきましてはお休みさせていただいておりましたお参りを再開させていただくことといたしました。

とはいいましても、感染の心配が全くなくなったわけではなく不安にお思いの方もおいでのことと存じます。このまま今月のお参りのお休みをご希望でしたら遠慮なくご連絡ください。

2020年5月11日月曜日

正信偈のお話 十五⑮

道綽決聖道難証 唯明浄土可通入
万善自力貶勤修 円満徳号勧専称

仏の誓願を信じて念仏してみても思うように救われないではないか・・・。
この疑問に対して曇鸞(どんらん)は、その不信を吟味することが大切だと教えています。

「そもそもあなたのする念仏は仏の心と一致していません。動機が不純だし、信じているのかいないのかもはっきりしない。尚かつ、決断と選びもはっきりしない。あれも信じ、これも信じ、いろんな思いが混じって持続していない。それでは信じたことにはなりません」

この指摘を他人事ではなく、自分への厳しい問いかけだと受けとめたのが道綽(どうしゃく)です。
不信の中身を自覚して、まことの心としての信とは何かをつきとめていこうとされました。

2020年5月5日火曜日

不安から開かれる道

今月の寺報には、南御堂が製作した「不安から開かれる道」というリーフレットをつけてお配りしました。

この度の新型コロナウィルスの流行により多くの方が犠牲になっておられます。
こうした疫病の流行は歴史では何度も繰り返されてきたことで、蓮如上人の時代にもあったことです。

それ故に蓮如上人は「疫癘(えきれい)の御文」というお手紙をお書きになられました。
蓮如上人が書かれたそのお手紙には、このところ疫病で多くの人が亡くなっているが死ぬのは疫病が原因ではなく生まれたから死ぬのです・・・とあります。

身も蓋もないように思えますがそうではありません。
普段、死を自分と無縁のものと思っているが故に、いざリアルに死を感じたときにパニックになったり自己保身に走ったり・・・。
そんな私たちだらこそ、常日頃から生と死をしっかり見つめて生活していきましょうというのが仏教です。
だってしょうがないじゃない!というその心を深く掘り下げることによって、私という存在はどのようなものか、人間という存在はどのようなものかということに気づいていくのが仏教です。

そんなことがこのリーフレットにも記されています。
真宗大谷派・大阪教区のホームページ『銀杏通信』上にも上がっていますので、是非お手元に届くご縁のない方にもご一読いただければと思います。


2020年5月1日金曜日

寺報5月(表) ―坊守エッセイ―

ゴールデンウィーク改めステイホームウィーク、皆さんご無事にお過ごしでしょうか?「巣篭り」とニュースで報道されるように、それぞれ工夫してお家の中で休日を過ごしておられることと思います。

願隨寺は非常事態宣言が解除されるまでお参りをお休みさせていただくことにしました。
その間、住職は断捨離に、坊守はマスク作りに精を出す日々を過ごしております。

山門横の奥の畑には娘と作った雀のエサ台があります。
このエサ台、キジバトの夫婦やカラスがやってきてエサを全部食べてしまったり、野良猫が登っていたり。
この前は何者かに(きっとカラス?)エサの器ごと持ち去られてしまいました。
そこでこの巣篭り期間中にエサ台を新調する事に。

体の大きな鳥が入れないよう竹ひごでガードを作りました。
これで安心と思ったのもつかの間、どうやって入ったのエサ台の中に大きなキジバトが…。


何とか対抗しようとする人の思いを、いつもいつも自然や動植物たちの方が超えていってしまうようです。
【by坊守】