2020年3月30日月曜日

寺報3月(裏) ―住職雑感―

まるで予言のよう。まさか半年後にこんなことになるとは・・・。

昨年の6月、NHKでエイズを取り上げていました。
録画で残していましたので改めて見直しました。
その番組の最後はこんな言葉で締めくくられています。
「もし新たに未知の病が再び社会を襲ったとき、我々は毅然とそれに立ち向かうことができるのだろうか?」

残念ながらできませんでしたね。
法事で東京から帰ってこられた方から発症者が出た地域住民への差別が起こっているお話しを伺いました。
報道でも学校や職場で人権侵害といえる様々な問題が起こっています。

人権侵害は政府や社会という漠然とした存在がするものではなく、私たち一人ひとりが行うものです。
たった今、私は差別をしているかも?いや、しちゃってる!
そう気づくためにも、仏の教えという鏡に我が身を写して向かい合いたいものです。

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