2019年12月10日火曜日

架け橋美術展へ

奈良県橿原文化会館まで架け橋美術展を観に行ってきました。

先月のブログでもご紹介しましたように、「架け橋美術展」は、ハンセン病の後遺症によるさまざまな身体の不自由さや困難を乗り越え、人間らしく生きることを追求する中で制作された美術作品を広く伝えることで、ハンセン病問題の正しい知識と理解を深め、元患者の方たちと私たちの架け橋になることを願い始められたものです。
しかし、入所者の高齢化により、とうとう今年幕を下ろすことになりました。

そういうわけで、忙しい12月ですがどうしても行っておきたくて、坊守にお参りを代わってもらいました。

開場には絵画、写真、書、陶芸、手芸と様々な出品がありますが、やはり俳句や歌はストレートに思いが伝わるものとして心に残ります。



「八十年育て楓色づきぬ 多くの人に眺でよと叫ぶ」
「墓だけの 古里なぜに 恋しがる」
「布団干し 体を埋め 母の夢」
「背負いきれない 苦しみも 痛みも 消える日も 何時か来る その日まで 誰にも 負けない」

他にもたくさんの心打たれる言葉が綴られていました・・・。
[つづく]

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