2019年12月1日日曜日

寺報12月(表) ―坊守エッセイ―

先月の頭から始めた五葉の松の剪定がやっと終わりました。
私はちょっとお手伝いしただけですが、住職がとても熱心にお手入れしてくれています。

庭木に全然興味のなかった住職が境内の木々に心を砕くようになったのは、ある御門徒さんのおかげなのです。
その方は前住職が亡くなった直後の願隨寺を心配して、度々お寺に来ては木の剪定の仕方や畑の作り方等を教えてくださいました。

願隨寺の境内にはご門徒さんのお宅から分けていただいた草花もたくさん植わっています。
赤い実が可愛らしいオトギリソウ、斑入りの椿、蝋梅、紅白の木瓜、大きくなりすぎたので数年前に切ってしまったソテツも株分けの鉢植えにしてとってあります。
先日頂いたツワブキの株は山門横の南天の下に植えました。

こうしてお寺を気にかけてくださるみなさまのお心で境内が作られているありがたさにお念仏申させていただきました。

【by坊守】

0 件のコメント:

コメントを投稿