道綽決聖道難証 唯明浄土可通入
万善自力貶勤修 円満徳号勧専称
道綽(どうしゃく)は出家・在家の区別なく念仏することを勧めたので、念仏は広く世間に行き渡りました。
子どもたちを集めては、升に盛った小豆粒を称名一遍に一粒ずつ他の升に移させて念仏の回数を数えることを教えました。
それによって7歳以上の者はみな念仏をとなえるようになったといいます。
また彼は、木楼子(むくろじの実)をつないで数珠を作り、それで念仏を数えさせました。
数珠はインドで、もとバラモンが用いていたものですが、後に仏教でも用いるようになりました。
中国の仏教史では記録による限り道綽の用いたものが最も古い例です。
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