真一、恵栄、成行、聡、清…。
ご門徒さんを待って墓地の管理事務所の前に立つと警察庁指定重要指名手配被疑者のポスターが貼ってありました。
みんなよい名前をいただいたのになぁ…。
「子」という字は、漢字の成り立ちにはないので後付けでしょうが、「一( はじめ)」から「了( おわり)」までと書きます。
我が子であろうと親の思い通りに育たないのを百も承知でも、その子の〝一生〟に親の願いを込めて名付けます。
でも、子どもの方はそこまで意識しないのが普通のようですね。
自分でつけたわけではなく与えられたものなので、有り難さが感じられないのかもしれません。
本当は法名も仏さまからの賜り物としていただくものなんですけど、法名は本来生前に名乗るものですし、改めて「私は人としてこういうものでありたい」という願いを自分で持っていただく機縁になると思うのです。
字はお経の中から採るものなので何でもよいわけではありませんが、ぜひお参りの際にでもご相談ください。
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