2022年2月1日火曜日

寺報2月(表)―坊守エッセイ―

庭に薄っすらと霜が降りた冷たい朝、去年の母の日に娘が贈ってくれた紫陽花の棒だけになった枝の先に、キュッと尖がった小さな芽が出ていました。
私が寒さに縮こまっている間にも着々と春の準備に入ってるんですね。

昨年は私にとって幸せな一年でした。
社会人になった息子は「お腹すいた~」と帰宅するとその日にあった事をたくさん話してくれて、娘は傍にいて私の手助けをしてくれて、コロナで外出を控えている主人もいて、家族が揃い他愛のない会話をしながら夕食をいただくことができました。

子ども達が巣立つまでの期間限定の幸せだと解っていました。
…いたのですが、油断してました。
当たり前の日常として浸っていました。
今年になって息子が突然、「一人暮らしすることにした! もう部屋も決めてきた! 今月中に引っ越す」と。
唐突な独立宣言に戸惑う母心など置き去りにして、息子は初めてのひとり暮らしにウキウキで、あっという間に出ていってしまいました…。

そういう時期が来たと納得するしかありませんね。
後は親元を離れたことで何かしらの気づきが芽生えてくれることを祈るばかりです。
とはいえ隣町なので頻繁に帰ってくるとは思うのですが(笑)。

【by坊守】

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