2021年12月1日水曜日

寺報12月(表)―坊守エッセイ―

竜田公園の紅葉の赤や黄色のグラデーションがとても美しく、川沿いの遊歩道では、紅葉に透けた光の中をもみじ狩りの人たちが思い思いに散策されていました。

そんな細やかな賑わいに、先が見えなかった新型コロナの感染拡大状況が少し落ち着き、世の中が動きだそうとしているのを感じます。

先日、ずっと活動を中止してた坊守会の学習会を久しぶりに開催しました。

今回は、講師の先生はお招きせず、講義の動画を聴講する形をとりました。
講題は「煩悩心垢の自覚 ― コロナ禍からの問い ー」。
講義後の座談会では、お互いの近況報告や非常事態宣言下の対応などを語り合いました。
各寺ごとの取り組みや工夫や、困った事、感じた事…。
話し出すとキリがなく、あっという間に閉会の時間になってしまいました。

こうして顔を合わせて会話することが、いかに大切で有難いことであったのかを実感させていただきました。
今の状況もいつまで続く事かわかりませんが、今日出逢えている事に手を合わせて一日一日を過ごしてゆきたいと思います。

【by坊守】

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