2021年度 秋期彼岸会法要
日時:9月23日(木) 夜7時~ 8時
(法要の時間は例年の半分の時間で執り行います)
2021年度 秋期彼岸会法要
日時:9月23日(木) 夜7時~ 8時
(法要の時間は例年の半分の時間で執り行います)
善導独明仏正意 矜哀定散与逆悪
光明名号顕因縁
[二河白道①]
西へ向かって百千里の旅をする者がいました。
彼の前に南北に二つの大きな河が現れます。
なんとそれらは燃えさかる火の河と、荒れ狂う濁流の河です。
河に挟まれたところには道らしいものがありました。
長さは百歩ほど。
自分のいる東の岸から西の対岸まで通じています。
しかし、それはほんの四、五寸の幅しかない細く狭い道でした。
しかも、北の河からは激しい波が押し寄せます。
波が引いたかと思うと、南の河から炎が襲ってきて道を焼きます。
それが交互に繰り返されるので、とても渡れそうにありません。 ~つづく
お盆の前から降り始めた長雨。
台風の影響などで一日か二日くらい天気が悪いことはあっても、連日雨というのはあまり記憶にありません。
足下の悪い中をお参りに来てくださるのも気の毒なのですが、雨だとせっかくの灯籠を表に出せないのも困りものなんです。
あぁ、残念だなぁ・・・。
・・・と心配していたのですが、なんと午後から雨が上がってくれました。
お陰で今年もしめやかに、かつ美しい万灯会ができました。
そうそう、今年は久しぶりに子どもたちに絵を描いてもらった灯籠もあったんです。
近所のご門徒さんのお宅にお参りに行った際に、夏休みということでお孫さん三人が座ってくれて、その際に「みんなで絵を描いてお供えしてくれへん?」と頼んだら「うん」と言ってくれて。
「後で孫があと四人くるから」とおっしゃってくださり、計七人が可愛い絵を奉納してくれました。
中には何か夏休みの宿題と勘違いしたのか、九九と全国の県名が書かれた紙もありましたが(笑)。
ちなみに、灯籠は名号と施主さんと法名(二枚)で一セットなのですが、法名がお一人分ときは残りの面に絵を描いたモノを貼っています。
さて、永代経の方ですが、コロナ対策を講じつつ例年通り勤修いたしました。
去年今年と参拝者は減っていますが、このようなご時世の中でも参拝に来てくださるみなさまには本当に頭が下がるばかりです。
行うとはいえ、やはり心配なので時間短縮の式次第でのお勤めです。
なのに、いつもの半分のお話でお願いしますと頼んでおいたのに、やっぱりしゃべりすぎる宮部先生。
長年の友人ですし、口から先に生まれてきたあの先生はしょうがないです(笑)。
先ずは境内の清掃。
当日までに、だいたいきれいにしておいているつもりなのですが、この時期は一週間前に草引きをしたところでももう生えてますし、隅々までみなさんできれいにしてくださいます。
その後、本堂に入って灯籠張り。
灯籠の骨組みをトントンして組み立てて、四面に名号と施主さんと法名(二枚)を書いた紙を貼っていきます。
今年は、ここ数年ご家族の介護でお忙しかった方が久しぶりにお手伝いに来てくださり、元気そうなお姿を拝見できてなによりでした♪
オリンピックがいよいよ開幕しましたね。
自分はテレビにかじりついて観ることはなく、ニュース番組中のダイジェストで結果を知る程度でして、リアルタイムの情報はもっぱらお参り先で「○○、金取りましたで」とか「あきませんでしたな」とか教えていただいてます(笑)。
さて、コロナ禍の最中ですのでオリンピックの開催には賛否両論でした。
既に開会式が始まっていても、まだ表では反対の声を上げている人たちもいました。
もう始まってしまってるんやから・・・と思われた方もおいででしょうが、私はなんと日本は平和なんだろうという思いでいっぱいでした。
世間の空気を読む必要もなく意見を言えて、そのせいで強制排除や逮捕もされない。
最近の香港事情を見ていると当たり前の事がなんとありがたいことかと思えます。
反対意見も多様性の一部。
オリンピックに謳われる多様性の尊重が何時如何なる時、場所であっても認められる世界であってほしいと願います。