2021年7月1日木曜日

寺報7月(表)―坊守エッセイ―

いよいよ七月、延期の末に中止も危ぶまれたオリンピック、パラリンピックですが、今のところ縮小しつつも開催の方向で進んでいます。

去年はほとんどの大会が中止になった学生のインターハイやコンクールなども、今年は無観客等の感染対策をして行われるそうですね。

私も学生の頃は八月に行われる吹奏楽コンクールを目指して仲間たちと熱い夏を過ごしていました。
自分たちの力量を分かっているつもりで分かっていない私たちに、顧問の先生はとても厳しく、「ベストを尽くせ!」が口癖で、技術、体力、精神力の限界を常に求められました。
壁にぶつかり挫折しそうになりながらも、その時知った「仲間と音を合わせることの気持ち良さ」は、今も楽器を続ける源になっています。

初めて楽器を手にしてから三十年以上経ちましたが、まだまだ下手くそで越えなければいけない壁は次々に出てきます。
あと何年楽器を吹けるかわかりませんが、まだ伸びしろがあると信じてベストを尽くしたいと思います。

さぁ本番間近、何事にも制約が多い今年の各大会ですが、選手や学生さんたちには精一杯自分と向き合えた悔いのない夏になりますように。
【by坊守】

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