2021年6月1日火曜日

寺報6月(表)―坊守エッセイ―

今年は例年より早い梅雨入りですね。
娘が母の日にプレゼントしてくれた紫陽花「万華鏡」が雨に濡れて元気です。

雨あがりの午後、出かけていた息子から「今、凄い虹」とメッセージが届きました。
添えられた写真にはくっきりと弧を描く虹が。

続いて「最後までたっぷり」とまたコメント。
急いで外に出てみましたが、境内からは虹の全貌が見えません。
そのまま小吉田の田んぼまで出て行ってみると、大和川の向こう側から矢田丘陵方面にかけて斑鳩全部を跨ぐ完璧な虹が見えました!

本当に根元までくっきり、そしてたっぷり。
かすかに二重にもなっています。
写真を撮ってみたのですが、スマホの画面に入りきらないほどでした。
これまで私が見た中で一番見事な虹だったかもしれません。

その日のSNSには友人達があの虹の写真をたくさん投稿していました。
離れていても同じ虹を見た感動を共有したい!
みんな心がそう動くものなんですね。

思うように人と会えないこのコロナ禍の中であればこそ、人はより繋がりを大切に思うのかもしれません。

【by坊守】

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