善導独明仏正意 矜哀定散与逆悪
光明名号顕因縁
善導独明仏正意 矜哀定散与逆悪
光明名号顕因縁
この春、コロナの感染が再拡大しはじめた頃、人権関係の全国大会に奈良県の代表として出席した時のことです。
お隣は和歌山県の代表で、お互い「大変ですね」としみじみ。
そこへ前の席に座っていた○○県の代表が振り向き、割って入ってきたんです。
「あんた、奈良か!あんたらなぁ」と関西での感染者の増加に対してもの申されました。
えぇ~、そんなん言われても。
というか、ここはやっぱり「大変ですね」とちゃいます?ねぇ。
この人、これで県の人権の代表なんだとゲンナリ…。
そして、あぁだこうだとおっしゃる言葉に「はぁ」「そうですね」と生返事をしながら私は全く別のことを考えていました。
東日本大震災の後、福島のたくさんの方々も「あんた、福島か!」という言われ方をして、返す言葉もなく我慢されたのだろうな。
そういえば震災の後、幼い子どもさんを抱える福島の二家族をお寺でのホームステイでお預かりしたなぁ。
震災から十年やから、あの子らももう中高校生になってんのやろうなぁ。
元気にしてるかなぁ…と。
ま、話を戻しますと、お参り先のみなさん全員が怒っていたこないだの「この状況の中でGoToイート販売?何考えてるの!」騒動のときじゃなくってよかったってことです。
あれを言われたら本当に縮こまるしかなかったですからね・・・。
県民が恥ずかしい思いをしないよう、行政にはしっかり考えていただきたいものです。
お寺の新聞に書きました自家製お茶っ葉の詳細です。
【by坊守】
若葉萌ゆる新緑の季節、木々の新芽はまだ幼く、黄緑色で柔らかくて何だかとっても美味しそう…。
この時期の若い葉っぱにはまだ緑色成分の葉緑素が少なく、葉っぱにもともとあるカロチノイドという黄色い成分と重なって黄緑色に見えるのだそうです。
それが葉緑素がどんどん光合成をして増えていくと、黄色を塗りつぶしていって、日差しの強い夏ごろには濃い緑色に変わるというわけですね。
さて、代務寺院の境内に植えてあるお茶の木にも可愛らしい新芽が沢山出ています。
そこで今年初めて茶摘みをしてみました。
柔らかい葉先を三枚ほどプチプチと摘んで香りの良い茶葉を袋いっぱい収穫。
帰宅してからお茶の作り方をネットで検索し、緑茶作りに挑戦です!
揉んでは低温のホットプレートで水分を飛ばすことを何度も繰り返します。
すると、売っているお茶にはかないませんが、良い香りの爽やかなお茶ができあがりました。
無住のお寺の隅で人知れずたたずむお茶の木。