2020年12月26日土曜日

正信偈のお話 十六④

善導独明仏正意 矜哀定散与逆悪
光明名号顕因縁

唐の都・長安はシルクロードを通して交易が栄え、街には金銀や絹商いの店などが軒を並べ、酒肆(しゅし)には歓楽の声があふれていました。

そのような国際都市・長安にはあらゆる人種が集まりました。
同時にキリスト教(ネストリウス派=景教
(けいきょう))、ゾロアスター教、マニ教、イスラム教などが伝わり、それらの教会も建立されるほど初期の唐は外来の宗教に対して寛容でした。
仏教も国の保護を受け栄えます。

日本も遣唐使を送って文化交流を行い、空海、最澄は最先端の仏教を学ぶため長安を訪れています。

このような時代社会の中で善導(ぜんどう)は仏教の真実を明らかにし、浄土教を大成しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿