京都の京セラ美術館へポンペイ展を夫婦で観に行ってきました。
「紀元後79年、イタリアのナポリ近郊のヴェスヴィオ山で大規模な噴火が発生、ローマ帝国の都市であったポンペイが火山噴出物に飲み込まれました。火山灰で埋没した古代の居住地には、当時の人々の生活空間と家財がそのまま封印されています。この「タイムカプセル」の中身を解き明かすべく、ポンペイでは18世紀から現在に至るまで発掘が続いています。
本展覧会では、モザイク、壁画、彫像、工芸品の傑作から、豪華な食器、調理具などといった日用品にいたる様々な発掘品を展示。古代ローマの都市の繁栄と、市民の豊かな生活をよみがえらせます。」(ポンペイ展HPより)
こんな素敵な展覧会があると聞いて去年から楽しみにしていたんです。
そして行ってみると、写真撮影がOK♪ テンション上がります♪
繁栄のさなかに突然火山灰に埋もれてしまったポンペイは、その悲劇的なイメージとは裏腹に色彩豊かで活気とユーモアに満ちた町だったようです。
日常生活がそのまま封じ込められたかのような出土品の数々は当時の人々の息遣いさえ感じられるようでした。
これなんてその日のパンの化石なんですよ。
日本がまだ弥生時代でやっと稲作が始まった頃に、こんなに繊細な装飾品やモザイクの壁画があったなんて驚きです!
街にはいろんな物を扱うお店や施設があり、人々はとても文化的な暮らしをしていました。
中でも印象に残ったのは喫茶店があったこと。
日本が貫頭衣を着て石鎌で稲刈りをしていた時代にポンペイの人は喫茶店でお茶を飲んでいたのですよ。
一夜にして灰に埋もれてしまったとういう街は当時の生活そのままの姿を今に伝えてくれます。
私の今の生活がそのまま保存されて未来に人に研究されたりしたら大変。
とりあえず自室を片付ける事にします。
【by坊守】