2021年9月1日水曜日

寺報9月(表)―坊守エッセイ―

今年のお盆は雨続きで八月とは思えないくらいの気候でしたね。
このまま秋に突入してしまうのかと思いましたが盆明けから残暑は例年通りです。

朝、まだ境内に直射日光がさす前に鉢植えにお水をあげます。
母の日に娘がくれた紫陽花と、種から育てている臘梅、そしてご門徒の奥さんから頂いた日日草(ニチニチソウ)です。

実は私はお花を育てるのが苦手で、何故かすぐに枯らしてしまうのですが、今年はお盆の雨に助けられてどの鉢も元気です。

日日草という名前は、日々絶えることがなく花が咲き続ける様子から付けられたと言われています。
ソフトクリームのようにキュッとねじれた蕾が可愛らしく明日も新しい花を咲かせてくれるのねと嬉しくなります。
花言葉は、毎日新しい花をたくさん咲かせる姿が、日々新しいことを経験してワクワクしていた幼い頃や、そんな日々を共にした友だちとの絆を連想させることから、「楽しい思い出」「友情」というそうです。

すっかりおばさんになりましたが、日々の新しい出逢いは今も楽しみです。

【by坊守】

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