善導独明仏正意 矜哀定散与逆悪
光明名号顕因縁
善導(ぜんどう)といえば『観経疏(かんぎょうしょ)』に記された「二河白道(にがびゃくどう)の喩(たと)え」が有名です。
私たちの迷いの人生の有様をこちら側の岸の場面に、その中でも真実に生きようと願う念仏の行に生きる者(行者)の心に起こる不安を二つの河に、求道とそれへの導きを白くて細い一本の道に喩えたものです。
親鸞聖人も著書『教行信証(きょうぎょうしんしょう)』の中に引いておられますし、法話でもよく使われる喩えですので聞いたことがある方もおいでかと思います。