富山県高岡教区の太田浩史住職の講義を受けました。
社会学に造詣が深く、地元の行政と共に地域づくりに活躍され、日銀から講師に招かれてもおられる方です。
経済のトップである日銀ですが、現代の行きすぎた資本主義を善しとはしていないようです。
実は日本の経済の成り立ちにおいて、共生と利他という精神を大切にする浄土真宗が大きな役割を担ってきました。
そうした歴史を参考に日本型の持続可能な経済社会を日銀は模索しているのだそうです。
真宗門徒であった近江商人は「三方よし」売り手よし、買い手よし、世間よしを家訓にしてきました。
正に共生と利他です。
京セラの稲盛和夫さんの著書に「利他の心とは、自分も生き、相手も生かす。つまり、地球にある生きとし生けるものすべてのものが一緒に生きていけるようにすることです」とあります。
こうした精神が経済界にもっと広まるといいですね。
2019年2月18日月曜日
2019年2月15日金曜日
寺報2月(表) ―坊守エッセイ―
普段何気なく誰かと会話をする時、みなさんは頭の中で何を考えてますか。
相手は何を伝えたいのか、それを自分はどう受け止めるのか・・・とかですよね。
でも、私の場合は「次に自分が何を話すか(どう返答するか)」で頭の中でいっぱいになってしまって、相手の言葉をちゃんと聞けていない事が多々あります。
ちゃんと聞いているつもりでも、その言葉の中から自分が気になる言葉や関心のあるなしを勝手に選んで理解したつもりになっています。
でもそれはすでに私の基準で内容を判断してしまった話であって、相手が本当に伝えたかったこととは違ったモノになっているのかもしれません。
母と話す時、「今日こそは母の言葉を素直に聞こう」と思うのですが、ついつい反発してしまいます。
ああ言い返そうこう言い返そうと考えている間に本当の想いを見逃しているのでしょうね。
母の言葉も仏様の教えも、すでに届いているものを素直に受け取れない私に、親鸞聖人は「聞く」ことによってこそ自身の姿が明らかになるのですよと教えてくださいます。
【by坊守】
2019年2月9日土曜日
インド仏跡参拝2018 カシミール編②ムガール庭園
スリナガルに到着して、一旦宿に荷物を置き、ムガール庭園へ向かいました。
この辺はイスラム圏なので仏跡はありません。
ですから、普通に観光です。(*^-^*)
ムガール庭園は、ペルシアの建築様式のムガール族によって造られた庭園のことです。
ムガール族の造ったムガール帝国は、16世紀から18世紀にかけてこのインド北部を支配したトルコ系イスラム王朝です。
先ずはスリナガルにあるムガール庭園のひとつシャリマール庭園へ。
ただし、パキスタンにある世界遺産のシャリマール庭園ではありません。
あちらに比べれば規模が全然違うんですが、それでもとても美しい庭園でした。
ムガール庭園は直線的なレイアウトで、プール、噴水、庭園内の運河があります。
このあたりは高地なので、みなさん、短い夏を満喫したいんですね。
大人も子どもも庭園のプールに入って大はしゃぎしてました♪
でも、昔は王様の庭園だったわけですから、こんな風に庶民が水遊びなんてできなかったのかもしれません。
いい時代になったな~と思いながら眺めていました❤
ところで、プラプラと歩いているだけの私たちでしたが、周りからすごく物珍しそうに見られていました。
このあたりは10年前は渡航禁止でしたので、ほとんど日本人は来たことがないようです。
生徒を連れた先生らしき人からどこから来たのか?と尋ねられましたし、後輩の女の子はチャドルというイスラムの衣装を着た女の子たちから一緒に写真を撮って欲しいと大人気でした。
さて、次に向かったのはニシャット庭園。
スリナガルでは一番大きな庭園で、庭園の前に広がるダル湖、背後にそびえる山々の眺めも素晴らしく、スリナガル観光では外せないスポット・・・らしいのですが、単にだだっ広い感じがして、私は先に行ったシャリマール庭園の方がこじんまりしてるけど好きですね。
でも、民族衣装に着替えた先輩二人と後輩の三人を撮ったこの写真は、私の中ではこの旅のベストショットでして、とても思い出には残っています♪
身内にしか伝わらないでしょうけど、何度見ても笑えます。ヾ(≧▽≦)ノ 【つづく】
この辺はイスラム圏なので仏跡はありません。
ですから、普通に観光です。(*^-^*)
ムガール庭園は、ペルシアの建築様式のムガール族によって造られた庭園のことです。
ムガール族の造ったムガール帝国は、16世紀から18世紀にかけてこのインド北部を支配したトルコ系イスラム王朝です。
先ずはスリナガルにあるムガール庭園のひとつシャリマール庭園へ。
ただし、パキスタンにある世界遺産のシャリマール庭園ではありません。
あちらに比べれば規模が全然違うんですが、それでもとても美しい庭園でした。
ムガール庭園は直線的なレイアウトで、プール、噴水、庭園内の運河があります。
このあたりは高地なので、みなさん、短い夏を満喫したいんですね。
大人も子どもも庭園のプールに入って大はしゃぎしてました♪
でも、昔は王様の庭園だったわけですから、こんな風に庶民が水遊びなんてできなかったのかもしれません。
いい時代になったな~と思いながら眺めていました❤
ところで、プラプラと歩いているだけの私たちでしたが、周りからすごく物珍しそうに見られていました。
このあたりは10年前は渡航禁止でしたので、ほとんど日本人は来たことがないようです。
生徒を連れた先生らしき人からどこから来たのか?と尋ねられましたし、後輩の女の子はチャドルというイスラムの衣装を着た女の子たちから一緒に写真を撮って欲しいと大人気でした。
さて、次に向かったのはニシャット庭園。
スリナガルでは一番大きな庭園で、庭園の前に広がるダル湖、背後にそびえる山々の眺めも素晴らしく、スリナガル観光では外せないスポット・・・らしいのですが、単にだだっ広い感じがして、私は先に行ったシャリマール庭園の方がこじんまりしてるけど好きですね。
でも、民族衣装に着替えた先輩二人と後輩の三人を撮ったこの写真は、私の中ではこの旅のベストショットでして、とても思い出には残っています♪
身内にしか伝わらないでしょうけど、何度見ても笑えます。ヾ(≧▽≦)ノ 【つづく】
2019年2月4日月曜日
本山に上山して法名をいただきませんか・補足
― 帰敬式とは ―
帰敬式は、昔から「おかみそり」という名前でも呼ばれていて、ご本尊の前で「三帰依文」を唱和し、執行者から剃刀が三度、頭にあてられます。
実際には髪を剃ることはなく、髪をおろすことをかたどった儀式です。
その後、法名が伝達されます。
― 法名とは ―
例えば、私たちの名前は両親の願いがかけられて名づけられたものです。
一方、帰敬式を受けると、仏弟子として「釋」の字が冠せられた二字の法名を賜ります。
これは仏さまから願いがかけられた名前といえるものです。
帰敬式は、昔から「おかみそり」という名前でも呼ばれていて、ご本尊の前で「三帰依文」を唱和し、執行者から剃刀が三度、頭にあてられます。
実際には髪を剃ることはなく、髪をおろすことをかたどった儀式です。
その後、法名が伝達されます。
― 法名とは ―
例えば、私たちの名前は両親の願いがかけられて名づけられたものです。
一方、帰敬式を受けると、仏弟子として「釋」の字が冠せられた二字の法名を賜ります。
これは仏さまから願いがかけられた名前といえるものです。
2019年2月3日日曜日
本山に上山して法名をいただきませんか
「死んでからやなくて、生きてるうちに戒名(正しくは真宗では法名)もらってた方がよろしいんですなぁ?」という質問を受けます。
その通りです!
亡くなってから法名をつけているのは、生前に生前に間に合わなかった方に急いでつけているんです。
やっぱり、早く受け取った方がご利益もあるし、自分の法名は自分で知っていた方がよくないですか。
法名をいただく帰敬式はほぼ毎日行っていて、日帰りで受式することもできるのですが、パッと行ってパッと帰ってくるより、本山に一泊するのは全然感動が違うんですよ。
お朝事に参ったり、じっくり法話を聞いたり、清掃奉仕をしたり・・・。
きっと思い出に残ることと思います♪
みなさまにおかれましては、より深く仏縁を賜る機縁として是非ご参加いただきたく、ご案内申し上げます。
●日 程 9月3日(火)~ 4日(水) 一泊二日
於:真宗本廟(本山)
●参加費 23,000円 (帰敬式礼金10,000円・会館宿泊費13,000円)
○募集人数 10名程度
○締め切り 3月末日まで
○お申し込みは願隨寺まで ℡0745-75-5395
ご不明な点がありましたら、お参りの際もしくはお電話で、お気軽にご相談ください
※お申し込みいただいた方にはより詳しいご案内と申込書をお送りいたします。
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