今日は珍しく一軒もお参りがなくお天気も良かったので、妻を誘って磯長廟に参拝してきました。
私が参加している学習会で、親鸞聖人の御生涯の中で「磯長の夢告」といわれる出来事が担当になり、あぁ、そういえば磯長には行ったことなかったなぁ…せっかくだからこれを機に行ってみるか…行ける処にも行きもせずに発表するのもなんだし…というのが思い立った理由です。
磯長廟とは聖徳太子御廟の通称で、日本書紀によると推古29年(621)に亡くなった聖徳太子のお墓のことです。
磯長の地(現在の大阪府南河内郡太子町)に建つ叡福寺さんの境内の中にあります。
御廟には太子を敬う空海や親鸞、叡尊、良忍、一遍、證空、日蓮などたくさんの名僧も参籠されていて、日本の大乗仏教の聖地として栄えました。
叡福寺さんは大阪と奈良を結ぶ竹内街道沿いにありますので昔は人の往来が多く賑わっていたことでしょうが、現在は閑静で趣のある古い町並み同様、静かに時が流れるような落ち着いた空間で、真摯にお参りするにはちょうどよいところでした。
でも逆に、観光寺院でもないのにこの広い境内と仏閣を維持するのはどれだけ大変だろうと、同業者はそんな心配をしてしまうのですけどね。
つづく(予定)