〝 敗北〟…なんとも悲しい現実が耳に飛び込んできました。
国連の世界気象機関は先月、気候変動に関する年次報告書を発表。
世界の氷河が昨年、劇的なペースで溶けてしまったそうで、「われわれは氷河を救う試みにすでに敗北した」との見解を示したんです。
要するに、地球の環境はもう元には戻らない一線を越えてしまったということです。
ガ~~~ン…。
このことで将来、氷を失ってシクシク泣かないといけないのは白熊やペンギンだけではないんですよ。
氷河の融解は北国や山岳地帯で頻繁に洪水を起こします。
海面上昇によりマーシャル諸島のように国土を失いつつある島国もあります。
近くでいえば関空は水没です。
まぁ、大阪湾沿岸や淀川、大和川水域では堤防を高くするんでしょうが、それでも水害に遭いやすくなるのは避けられません。
本気で、みんなで今のライフスタイルを変えていかないと子どもたちに豊かな世界を残せなくなります。
アメリカ先住民の世界観では、現在自分たちが得ている恩恵は未来からの借り物であって、未来に返さなければならないのだそうです。
つまり、自分の死後へ、次世代へ、生前以下の世界を渡してはならないんです。
ぜひこの考え方を見習いたいものですね。